クリスマスが過ぎると、次はお年玉の用意を始めないと…。毎年、年末年始はあわただしいですね。新型コロナウイルスが収束しない今、帰省についても普段通りにいかない中で「お年玉どうしよう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで、お年玉の相場・マナー・キャッシュレス化について紹介いたします。
お年玉の相場
お年玉の一般的な金額は次の通りです。
未就学児 | 500~1000円 |
1~3年生 | 2000~3000円 |
4~6年生 | 3000~5000円 |
中学生 | 5000円 |
高校生 | 10000円 |
大学生 | 10000円以上 もしくは あげない |
あくまで相場なので、付き合いの度合いや地域によって変わってくると思います。親戚間ではお互いにやり取りがあると思うので、不公平感が出ないように相談して決めるのもいいと思います。
筆者は以前、いとこの子 まであげていましたが、人数が増えていくことで親たちは大変な思いをしていました。そこで、いとこ同士で話し合い『お互い様だから、お年玉はナシ』と決めました。言い出しづらいことではありますが、実は相手もホッとしたようです。
また、大学生になったらお年玉をあげないという意見も多いようです。高校を卒業して働きはじめる人も多いので年齢的に考えれば、大学生=社会人という認識になるからだと考えられます。「18歳成人論」から考えても、お年玉をやめてもいい年齢かもしれません。
お年玉のマナー
お年玉を渡す期間
お年玉は何日までに渡せば良いのでしょうか。一般的には松の内(関東は1月7日、関西は1月15日)までに渡しようにしましょう。渡すのが遅くなってしまった場合には「寒中見舞い」「お小遣い」として渡すのがマナーです。「遅くなってごめんね」と一言添えれば、相手も悪い気はしないものです。
用意するもの
ポチ袋を用意し、お札を三つ折りにして用意しましょう。
ただし、今は色んなタイプのポチ袋があり、お札を折らずに入れられるものや、立体的なものまで様々。渡す相手の年齢等を考えて、喜んでもらえるポチ袋を用意できたら最高の笑顔を見れること間違いなしです。
もしポチ袋が用意できなかった場合は、折り紙などで代用してもOKです。急な場合は、ティッシュペーパーで包んでもOKです。とにかく現金を裸で渡すのはNGなので気を付けてください。
そしてポチ袋には、相手と自分の名前を記入しましょう。
お札は、できるだけ新札を用意しましょう。新札が用意できない場合でも、しわくちゃなお札は避けたいところです。
喪中の場合
本来であれば、喪中の時はお年玉を控えたほうがよいです。しかし子供にとってお年玉は楽しみなイベントのひとつ。そのため喪中の場合は「お小遣い」「文具代」などと表書きをして渡してあげるといいでしょう。
ポチ袋は「お年玉」と書いていない、無地のものなどを選ぶといいですね。
渡す相手が目上の場合
お年玉は、目上の人が下の人にあげるものです。よって「上司の子供」にお年玉をあげるのは失礼にあたります。そんな場合は「お年賀」などと表書きをして渡してあげるとよいでしょう。
お年玉 今の時代はキャッシュレス?
お年玉を現金以外の方法で渡す場合も多くなってきています。現金以外でどんな渡し方があるか紹介していきます。
電子ギフト券
インターネット経由で送ることができる「電子ギフト券」。学生などクレジットカードを持っていない人がネットで買い物するため時に使えて便利です。年齢が大きめな甥っ子・姪っ子に贈るなど、直接会えない人に渡したいときにいいですよ。
色々な電子ギフト券がありますが、代表的な「Amazon」を紹介します。
Amazonギフト券
Amazon公式サイトから、メニューのギフト券へ進むと購入できます。

Eメールタイプはプレゼントを贈りたい相手のメールアドレスだけ知っていればギフト券を贈る事ができるんです。
コードを相手に贈ればプレゼントする事が出来ますので、相手のメールアドレスを知らなくても、自分宛に送りコードをコピーしてプレゼントしたい相手に教えるという方法でも贈る事が出来ます。
Amazonギフト券の中で最も簡単にプレゼントできるのがEメールタイプです。値段も15円から1円単位で選択する事ができるのでかなり融通がききますよ。
QUOカード(クオカード)
購入するには
QUOカードは、全国の店頭販売店、オンラインストア、FAX注文、コンビニ店頭端末などで購入できます。300円券~10,000円券までありますし、オンラインストアで購入する場合はデザインを選ぶこともできます。
使えるお店
全国で約6万店のお店で使えます。コンビニエンスストアでも使えるので重宝されること間違いなしです。
図書カード
「これで絵本を買ってね」と小さい子供を持つ親に渡す方法です。子供に絵本を買ってあげたいけど、持っている本を選んでしまったら申し訳ないし年齢や好みなどがあるので、選ぶところは親御さんに任せる、といったイメージでしょうか。
購入するには
全国の取扱い書店で購入できます。TSUTAYA(蔦屋書店)でも購入できますよ。
使えるお店
全国の図書カード読取り機設置店や一部のオンライン書店で、利用できます。「図書カードNEXT取扱い店マーク」が標示されているお店を目印にしてください。
物
年齢が小さい子供には、おもちゃなどを送ることもあるかと思います。しかし贈り物を選ぶ労力の割に、あまり喜んでもらえないことも多く、あまりおススメできません。
まとめ
お年玉を用意するのは大変ですよね。ポチ袋を用意したり、新札を多く用意したり、金額を考えたり…。毎年悩むなら親戚間で金額を決めてしまえば平等でいいと思っています。
「お年玉は、顔を見て手渡しする」ことで、贈る側と贈られる側の気持ちも伝わりますよね。子供たちの笑顔をみると「こっちまで幸せ」になれますし。
ですがこのご時世、帰省もままならず例年通りにいかないことばかり。「お年玉=現金」という考えも変わってきているように思います。おススメは何といっても電子ギフト券のお年玉です!
ここまで お年玉の相場とマナー ~時代に合ったお年玉とは~ を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。お年玉の参考にしていただければ幸いです。